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【特集】組合員レポートS2-1 有限会社ヨコタウッドワーク | ||
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品 |
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お礼 |
4月展「ジャパンインテリア総合展2025」にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。 次回の展示会も、どうぞご期待ください。 |
2025年の展示会スケジュール 予定 |
【7月展示会】大川夏の彩展2025 7月9日(水)・10日(木) 【10月展示会】OKAWA The Future Furniture 2025 10月8日(水)・9日(木) |
【特集】組合員レポートS2−1 有限会社ヨコタウッドワーク |
新しい年度を迎えました。ご自身やご家族の生活環境が変化した方もいらっしゃることでしょう。そして当メルマガも、今号より新しいシリーズが誕生しました。
以前から組合員レポートをお届けしていますが、今回から動画配信と連動して、いままで以上に深掘りしたレポートとして展開していきます。
題して「組合員レポート シーズン2(S2)」! 1回目にご登場いただくのは、大川唯一の机製造メーカーである有限会社ヨコタウッドワークさんです。 |
■逆風を追い風に生み出したヒット商品 昭和23(1948)年創業のヨコタウッドワークは、大川唯一の机製造メーカーです。 スタディデスク、ワークデスク、高級書斎デスクといったホームユースのデスクから、オフィス用の事務デスクや役員デスク、さらにはホテルのコンシェルジュデスクまで幅広く製作しています。 商品アイテムは約200種類。また、机のメンテナンスやリペアも行っています。 |
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もともとは家庭用机の専門メーカーでしたが、15年ほど前、ちょうど三代目の横田圭蔵社長に代替わりするころを起点に大きな変化が二つありました。
一つは、リビング学習の割合が増えてきたという時代の流れや少子化によって学習机の売上が落ちてきた状況をふまえ、オフィス用デスクなどを別注で受けるようになったことです。
そしてもう一つは、その逆風を追い風に新商品を生み出したことでした。 「販売店に相談する中で、ライフスタイルの変化によって自宅に机を置く場所がない、また、お店にもなかなか置きにくい、という意見をいただいたんです」と当時を振り返る横田社長。 「そこから使ってもらえる机って何だろうと考えました。お子さんが勉強する、あるいはお父さんやお母さんが作業するためのスペースは絶対にどこかに必要です。 でもそこに机という『モノ』として存在すると邪魔になる……『置かない要望』というか。じゃあ、使うときは存在し、使わないときは存在しない机ができないか?と考え、行き着いたのが『畳む』というアイデアでした」。 |
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そこから開発されたのが、使わないときはボックスに天板を収納できる折り畳みデスクでした。 例えば上の「畳むんデス レギュラー」は収納時のボックス幅はなんと18.5cm! 畳んでおけば場所を取らず、しかもキャスター付きで移動も楽々という優れもの。 折り畳みデスクはシリーズ化され、いまやヨコタウッドワークのヒット商品になっています。 |
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■「あったらいいなをかたちに。」をモットーに 商品の開発、デザイン、設計は横田社長が担い、社員は一丸となってそのアイデアを形にしていきます。 現在、社員は9名。「この規模では、ものすごい数を作れるわけでもなく、またものすごく安く作れるわけでもありません。 ましてや机というジャンルにおいて、じゃあ何が唯一、よそと違うことができるのかってなると、チャレンジして新しいものを企画して開発すること、諦めないこと、そしてスピード感です」と横田社長。 「その中で『あったらいいなをかたちに。』は、やっぱり一番の目標であり指針です。世の中にないものを生み出してお客さんに使って喜んでいただくことを大切にしています」。 |
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コロナ禍で在宅ワークが増え、折り畳みデスクの需要が高まったそうですがそこにとどまらず、ペット需要も増えているところに着目し、「これはさすがに世の中にないだろう」と、キャットタワーとデスクをマッチングさせた商品を編み出しました。 また、部屋の中を部屋で仕切るイメージで開発されたワークボックス「アジト」も「あったらいいな」の精神で生まれた商品の一つです。 |
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「最近ではメーカー仲間からもしょっちゅう『今度はなに作ったん?』って言われるようになって、自分の中でも半分使命感になってますね。 アイデアもチャレンジ精神も、業界の皆さんに理解してもらえています」。とはいえアイデアだけでなく、ものづくりに対する姿勢も見逃せません。 環境を考え国産材を使用する机づくり、子ども用デスクには身体に優しくリペアもしやすいナチュラル塗料を使う、そしてやはり日々使うものとしての強度を重視しています。 |
■未来に残るものを作りたい 「うちは創業者が立ち上げて、二代目が大きくして、三代目の僕が小さくしてるんです(笑)。 二代目は、初代の背中を見て『この家業を頑張らないかん。大きくせないかん』と、高度成長バブルもあって会社がどんどん大きくなりました。 僕の時代は完全にその後ですから甘っちょろく育ってるじゃないですか?でも木工所の息子という立場で、自分の中でこの家業を腑に落とすためには、ちょっと言葉は悪いけど、自分がやりたいようにやりたい。 自分が納得したうえで、お客さんに喜んでもらえるような製品を作りたいんです」。 |
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アイデアを形にしていくスタイルしかり、メンテナンスやリペアの事業しかり。 「うちの家具を使ってくれている方たちが『使いやすくて良かった』って感じてくれ、その先にヨコタでまた買おうと思っていただけたらいいですね。 またリペアの場合、それを作った会社がもうなかったりする場合もあって、例えば100年ぐらい前の家具を引き継いで修理させてもらうときに、その技術のすごさなども見られるわけです。 つまり会社がなくなっても物は残るんです。だから僕も自分の会社が残るかどうかよりも、未来に残るものを作りたいという気持ちの方が大きいですね」。 近い未来から遠い未来まで、先へ先へと注いでいく横田社長の視線を大いに感じました。 |
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【Information】 横田社長の思いは、以下2つの動画でもご覧いただけます。 https://www.youtube.com/shorts/jipBX8zUhhs https://www.youtube.com/shorts/Rrn5LKUhl4U バックナンバーにて、過去にご紹介したヨコタウッドワークのレポート記事をご覧いただけます。 <組合レポート10(2011年11月号)> http://www.okawakagu.net/mm/20111117/ <組合レポート74(2021年11月号)> http://www.okawakagu.net/mm/20211118/ |
有限会社ヨコタウッドワーク 住所:福岡県大川市大字小保968 営業時間:8:30〜17:00 定休日:年末年始 電話:0944-86-3822 HP:https://yokotanodesk.com/ |
PICK UP新製品&オススメ商品 |
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編集後記 |
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