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【特集】組合員レポートS2−4 古賀家具工業株式会社 | ||
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品 |
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お見舞い |
令和7(2025)年8月6日からの大雨災害により、大きな被害が出ました。 被害に遭われた方々にお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 |
今後の組合主催展示会のスケジュール 予定 |
【10月展示会】 OKAWA The Future Furniture 2025 令和7年10月8日(水)・9日(木) 【1月展示会】 第58回大川家具新春展 令和8年1月14日(水)・15日(木) 【4月展示会】 ジャパンインテリア総合展2026 令和8年4月8日(水)・9日(木) |
【特集】組合員レポートS2−4 古賀家具工業株式会社 |
各地で最高気温40度を超えることがあるなんて、いったい誰が想像したことでしょう。今年は予想以上に猛暑が続いていますが、皆様、体調など崩されていませんか?
さて、6月号のメルマガで少し触れましたが、この暑い中、思い立って行ってきました。大阪・関西万博に!
見どころはたくさんありましたが、やはり一番は大屋根リング。つい木工の町・大川の視点でものごとを見てしまいます(笑)。 では、特集です。今回は、58年の歴史をもつ古賀家具工業株式会社さんのレポートをお届けします。 |
■アルミ材を使うのみならず、仕入れから加工・組み立てまで自社で行う 1967(昭和42)年創業の古賀家具工業は、創業当時から食器棚を中心にTVボードなど箱物家具の開発・製造を手掛けてきたメーカーで、なかでもアルミ材を使用した高級感のある食器棚は同社の主力製品です。 またアルミ材は仕入れから加工、組み立てまで自社で行っているのも大きな特徴です。 「キッチンから木製品が減っていくなど時代の流れとともに当社もモダンなイメージの商品を作っていこうとアルミ材を使うようになり、まだ他社があまりやっていないアルミ部品の製造にも取りかかるようになりました」と代表取締役社長・古賀善智さんは話します。 |
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アルミ材を使い始めたのは21〜22年前のこと。 当初はアルミ材を海外から仕入れていたそうですが、「品質やお客様からの細かいニーズへの対応を考えると国内製品がいいだろう」と、ほどなく国産アルミ材に移行したといいます。 「国産品に比べると海外品は不良品が多く、廃棄と仕入れの繰り返しでした。国産品は見なくても傷が入っていないとわかるくらい良質で、端から端まで綺麗に使え、生産性という意味でもとてもいいんです」。 | ![]() |
仕入れたアルミ材には傷防止用のフィルムが貼られてあり、加工がすべて終わった段階で手作業でフィルムを剥がす必要があります。 「フィルムもですが、穴の加工も手作業でないとできないところもあり、見た目以上に手間と時間がかかります」と古賀社長。 それでも自社製造にこだわるのは、「アルミ部品は購入するととにかく高い。自社製造することで、お客様にリーズナブルな価格で販売できるのが最大のメリットです」。 また、自社製造だと短納期が可能になるほか別注や細かい要望にも対応できるのも大きな理由だと話します。 |
■高い機能性はマスト。見えるところから、気づきにくいところまで細かく配慮 |
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新商品を開発するにあたり心がけているのは、他社があまり作らない商品を考案すること。 「デザインも機能性もよそがやってないものをまず一番にやりたいという気持ちがあります。 真似されることもありますが、それでも最初に開発していくことが国産メーカーとしての宿命であり、独自に開発することが大切です。逆に真似をするようでは、企業は長続きしません」と強い意志を見せます。 |
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また、主力である食器棚においては、20年も30年と長く使える家具であるため、これ以上つける機能がないというほど高い機能性をもたせています。 たとえば、扉や引き出しはゆっくり滑らかに動くだけでなく自動で閉まったり、引き出しはパーツで取り外せて掃除がしやすいようになっているなど、さまざまな工夫が施されていますが、「こういった機能はよそのメーカーさんもやっていること」と古賀社長。 実は、気づかないところに細かいこだわりがありました。それは、食器棚のサイズです。 |
「1〜2cmの差でぜんぜん使い勝手が違います」。 たとえば店舗で家具を探す場合、靴を履いたまま見ることがほとんどであり、また店舗の天井は一般家庭よりも高いところがほとんどです。 ですが家で実際に使うとなると靴を脱いだ状態であり、家に置くと店で見るよりも圧迫感が生まれてしまうかもしれない……そういった状況を前提に設計を考えると話します。 買った後に家で使ってみて初めて気づく、まさに見えにくい配慮ですが「それでいいんです」と朗らかに笑います。 |
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■時代に合わせた柔軟な変化を今までも、そしてこれからも 家具を製造していくうえで、古賀社長が最も重視しているのは「信頼」です。 「どうしても見逃してしまう不良品や輸送中についてしまう傷など仕方ない部分はでてきます。 でもそれを誤魔化さず、ミスを認めて真摯に対応していくことが信頼を失わないための商売の鉄則です。 信頼を得るのは積み重ねて少しずつですが信頼を失うのは一瞬なので、製品づくりにしても何にしても手を抜かずにしっかりやっていこうと常々思っています」。 |
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最後に、将来の展望についてうかがいました。 「5年後10年後を考えると、正直、日本製の家具は減っていくと思います。それをふまえて自社製造と並行して、今はダイニングテーブルや椅子など一部輸入製品も取り扱っています。 また、これから先はネット販売にもっと力を入れる必要があるとも思います」と古賀社長。 |
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「とにかく時代に合わせて変化していくことが一番です」。 当たり前のようでいて難しいその柔軟な姿勢を続けてきたことも、古賀家具工業のまた一つの特徴といえるかもしれません。 変わらぬその姿勢とともに、これからも大川の家具産業を支え続けてくれることでしょう。 |
【Information】 古賀善智社長の思いは、以下の動画でもご覧いただけます。 https://youtube.com/shorts/5etnYgX7c7I https://youtube.com/shorts/whVqzsRKyM4 バックナンバーにて、過去にご紹介した古賀家具工業のレポート記事をご覧いただけます。 <組合レポート44(2014年12月号)> http://www.okawakagu.net/mm/20141218/ また、過去にインタビューした古賀社長の記事もご覧いただけます。 <第43期青年部 古賀部長にインタビュー(2021年7月号)> http://www.okawakagu.net/mm/20210715/ |
古賀家具工業株式会社 営業本部 住所:福岡県柳川市田脇13-1 営業時間:8:00〜18:00 定休日:土・日・祝日 電話:0944-73-2334 HP:http://kogakagu.co.jp/ |
PICK UP新製品&オススメ商品 |
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編集後記 |
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