vol.35 2013.7.18発行
【特集】組合員レポート30 東木工株式会社
【PICK UP!】今月の新製品&オススメ商品
【ありがとう50周年】工業会の知られざる歴史に迫る!¢
東木工株式会社 ゼロから自社生産なので、細かなオーダーにも対応
2013年、早くも1年の折り返し地点がやってきました。暑い日が続きますが、くれぐれも熱中症などにはお気をつけください。さて、組合員レポートもついに30回目を迎えました。今回ご登場いただくのは、なんと創業193年という東木工さんです。
●木取り、部材作り、塗装まで完全自社製造
東木工が産声をあげたのは1820年代。江戸時代後期、初代の次平さんが大川市で船大工業を創業したのが始まりです。1915(大正4)年に家具製造業へ移行、1966(昭和41)年に会社設立を果たし、現在に至ります。大川の中でも長い歴史を誇る家具メーカーの一つ。今回は、常務取締役を務める東稔雄さんにお話しを伺いました。
リビングボード、TVボード、キャビネット、飾棚などのオリジナル商品を展開するほか、近年は別注家具の引き合いが増え、同社も力を注いでいます。「木取り、扉などの部材作り、塗装まで、すべて自社内でやっています。そのため、小口でもさまざまなサイズや要望にきめ細かく対応することができます」と常務・東さん。
各工程には職人歴30〜40年というスタッフが揃っており、長年の経験と勘を生かして細かなオーダーを的確に形にしていきます。
●数々の受賞歴を誇る確かな技術と品質
東木工は、ベニヤ板や単板(2mm程度の厚さの無垢材)を特殊な形に成形する技術や、紫外線を照射してガラスを接着するUV接着など独自の技術を持っています。「特に重視しているのは仕上がり感」と語る東さん。突板や無垢材の素材感を生かしながら、創造性と実用性を兼ね備えた家具作りを展開。同社の技術と品質には定評があり、これまでに工業会主催展示会の各賞をはじめ、「福岡産業デザイン賞」など、数々の受賞歴を誇ります。
もう一つご紹介したいのが、30数年前からいち早く展開している家具調仏壇。建具技術を駆使した美しい格子の扉、部材の色合いを生かした格調のあるデザインは目を見張るものがあります。高さや幅だけでなく、さまざまな機能もオーダー対応が可能です。
今、家具に求められているものは何か…。東木工の探究と進化はまだまだ続きそうです。
■東木工株式会社
【住所】
福岡県大川市津605-1
【電話】
0944-88-1238
【FAX】
0944-88-1522
【営業】
8:00〜19:00
【HP】
http://www.higashi-inc.com/
新製品&オススメ商品
加盟各社からHOTな情報が届きました。気になるアイテムを見つけたら、即クリック!
各リンク先については、各社毎のページとなりますので、表示価格・商品情報につきましては、各社へお問い合わせください。
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B.チェリー無垢材のカップボード。家具職人の息づかい。
http://www.nkym-solid.jp/pinocchio02/
ナカヤマ木工
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小さくても、空間のアクセントになるコンソールチェスト
http://www.legnatec.co.jp/catalog/products/detail.php?product_id=1652
レグナテック株式会社
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モダンデザインの桐たんす一挙公開。伝統の技術を新しい形に。
http://www.tansu.com/桐モダン-デザイン家具/
株式会社総桐箪笥和光
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輝きを放つ光沢がハイセンスな空間をもたらすTVボード。
http://www.meuble.co.jp/
株式会社モーブル
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普段使う物を一つに 飾る収納!発想の転換で忘れ物対策にも!
http://yokotaww.com/wp-content/uploads/2013/02/smooth1.jpg
有限会社ヨコタウッドワーク
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存在感あふれるウォールナット無垢材を使用したシリーズ
http://www.okaseisakusyo.co.jp/contents/okkmm/mm034.html
有限会社岡製作所
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細い縦格子にスモークガラスの建具厚い部材使用商品名TA703
http://www.pako.co.jp/
有限会社タナカ
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天然木コースター
http://toyowood.jp/item/coaster/
東洋突板工芸株式会社
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取っ手や脚が可愛い、天然木の木肌が美しいジョイシリーズ。
http://www.high-field.com/joy/index.html
高野木工株式会社
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さらに充実 桐マルチクローゼット新アイテム追加になりました。
http://www.mausern.com/p6.html
株式会社マーゼルン
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ハイカウンターで、効率よく収納できるダイニングボードです。
http://ameblo.jp/matsudakagu/entry-11466269141.html
株式会社松田家具
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椅子・テーブルの事なら「椅子の工場」~様々な施設に対応
http://www.sadakari-isu.co.jp/
有限会社貞苅椅子製作所
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シラタ入りのウォールナットが魅せる、モダンなユニットTV収納
http://www.jonliving.jp/product/Enzo/enzoindex.shtml
有限会社志岐インテリア工業
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4種類の高級無垢板から選べるナチュラルな質感を演出したチェスト群「ビレッタ」
http://www.maruta-m.co.jp/Prod_C13_BILLETA.html
丸田木工株式会社
工業会50年の軌跡を辿るスペシャル連載、第3回目。前号では、大川家具工業会創立から大川産業会館誕生に至るまでの道のりをご紹介しました。今回は大川産業会館の変遷にスポットを当てます。
市場の拡大に伴い、第二期、第三期工事へ
“カマボコ型”と親しまれた大川産業会館。1970(昭和45)年の完成当時は、大川市庁舎も完成間もない頃であり、周辺一帯を田んぼが囲むのどかな風景が広がっていました。
完成直後よりさまざまな展示会が開催され、1971(昭和46)年より「大川家具トップオリジナルフェア」(現在の「OOKAWA The Future Furniture」)が、そして1974(昭和49)年より「福岡県家具総合展」(現在の「大川夏の彩展」)がそれぞれスタートを切りました。急上昇する市場の需要を背景に、各展示会の出品社も来場者も増え続けていきます。
そこで 1976(昭和51)年3月、会館後部に2階建ての展示場を増設。1階に展示場、2階に家具の歴史を辿る史料館や研修室が設置されました。これが大川産業会館建設の第二期となります。しかしその後、既設部分の床面にひずみが生じ、同年6月には本館部分を全面解体。第三期工事として7月に起工式が行われ、翌年1月に新しい大川産業会館の落成式が行われました。
大川家具の新時代を切り開いた、第四期工事
1983(昭和58)年には、第四期工事として3階部分の増改築に着手。展示スペースを拡大し、冷暖房を完備、エレベーターを1基設置しました。1月の新春展の寒さ、5月の仕入大会の暑さは来場者と組合員の双方から対策を求める声が大きくなっていましたが、より快適な展示場作りが実現し、全国から訪れる来場者へ十分な対応ができる体勢が整えられました。
第四期工事終了後、5月に開催された新作仕入れ大会も暑さに見舞われましたが、冷房完備の快適な展示場の中、来場者も組合員もゆったりと商談に取り組むことができました。大川家具工業会の拠点は、また新しい時代を迎えたのです。
拠点の整備が進んで組合員の結束が高まるにつれ、各種の研究・販売グループが続々と誕生していました。1979(昭和54)年には、大川家具工業会青年部が創立されます。業界の次世代を担うリーダー育成を目的に発足し、その活動は現在に至るまで脈々と続けられています。
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