vol.22 2012年6月21日発行
家具の街からこんにちは
   
NEWS
【特集】 組合員レポート17 有限会社 野中木工所
【PICK UP!】 今月の新製品&オススメ商品
【大川のとっておき】大川の職人技を今に伝える旧吉原家住宅
  http://www.okawa.or.jp/tenjikaijoho/index.html
有限会社 野中木工所 人にも地球にも優しい家具づくりがモットーです。
2012年の折り返し地点、6月がやってまいりました。この時期はスッキリしない天気が続きますが、皆さまはいかがお過ごしですか?今回の組合員レポートは、創業50余年の歴史を誇る野中木工所さんをご紹介いたします。
野中さん ●家具になっても100年以上生き続けてほしい
創業は1957(昭和32)年。野中木工所が長年にわたって掲げているのは、「100年かけて大きくなった木は、家具になっても100年以上生き続けてほしい」という想いです。創業時は婚礼家具メーカーとして高品質な家具を生産。1995(平成7)年頃より、リビングボードのデザインコンペ入賞を皮切りに、ダイニング・リビング家具など、さまざまな家具の製作を手がけるようになりました。婚礼家具製作で培った確かな技術とこだわりを基盤に、カントリー、モダン、和、北欧など多様なデザインをほどこしたトータルシリーズ「commode house」をメインに、オーダー家具にも対応しています。

「大量生産ではできない、すみずみまで配慮の行き届いた家具づくりを目指しています。また“人にも地球にも優しい家具づくり”をモットーに資源の無駄遣いを減らし、体や環境に悪影響を与えない塗料・工材を使うようにしています」と語るのは、代表の野中賢吾さん。同社はインドネシアでマングローブを植林する事業にも参画しています。
展示スペース 対面型キッチン
 
●伝統的な技術を生かして、丁寧に丈夫に作る
家具の多彩なラインアップにも驚きますが、特に注目したいのが、「丁寧に、そして丈夫に作る」というこだわり。シートなどは極力使わず、天然無垢材を細かな部分まであしらいます。たとえ目立たない部分でも、毎日使う家具の手触り感や質感を大きく左右します。

また引出しの組み方も独特です。「何度引き出しても丈夫なように、前部分は蟻組みに。また衣類の水分を含んでふくらんだ板がはずれないよう、後ろ部分は組継ぎにしています」。貴重な資源を使った家具だからこそ、いつまでも愛用してほしい。そんな思いを込めながら、伝統的な「人の技術」を生かし手間隙をかけて一つひとつの家具を作り上げています。

野中さんが次に目指しているのは、新たなラインの家具づくり。「消費者の方々にとってお求めやすい価格帯の家具製作にも着手したいですね」。
自然がもたらす木の恵みを暮らしに取り入れ、無駄なく大切にしていきたいと願う野中木工所。今後の展開に注目です。
無垢材を薄くスライス 小口 引出し
■有限会社 野中木工所
【住所】 福岡県大川市大字向島1473-2  【電話】 0944-88-2525  【FAX】 0944-88-3847
【HP】 http://www.nonaka2w.co.jp/
■ショールーム「commode house」
【営業】 10:00~17:00  【定休日】 なし
新製品&オススメ商品
加盟各社からHOTな情報が届きました。気になるアイテムを見つけたら、即クリック!
各リンク先については、各社毎のページとなりますので、表示価格・商品情報につきましては、各社へお問い合わせください。
 
シンプルなデザインのフラップ折り戸タイプ、下台は5色対応です。
http://www.marusen-k.jp/product_shosai.html?ct=1&item=6
株式会社丸仙工業
 
木質感だけじゃない!使いやすい多機能食器棚!アペティー。
http://www.meuble.co.jp/products/dining/apetti/apetti-jp.html
株式会社モーブル
 
モダンデザインの桐たんす一挙公開。伝統の技術を新しい形に。
http://www.tansu.com/桐モダン-デザイン家具/
株式会社総桐箪笥和光
 
チェストワードローブ等幅広いラインナップをそろえたシリーズ
http://www.okaseisakusyo.co.jp/contents/okkmm/mm021.html
有限会社岡製作所
 
椅子・テーブルの事なら「椅子の工場」~様々な施設に対応
http://www.sadakari-isu.co.jp/contents00-kougyoukai-futa.html
有限会社貞苅椅子製作所
 
オークとアンティーク風ガラスの優しい風合いのダイニングボード
http://www.moritanet.com/newproduct/lherbe/lherbe.html
モリタインテリア工業株式会社
 
ハイカウンターのダイニングボード「ダル」
http://ameblo.jp/matsudakagu/entry-11274789034.html
株式会社松田家具
 
「ラウンド」回転扉の付いたリビングダイニングとサイドボード。
http://www.f-maki.com/new_item/raundo.html
株式会社ファニテリアマキ
 
節入無垢材の素材感を演出した「モノ」シリーズにWナット材を追加しました。
http://www.maruta-m.co.jp/Prod_C10_Mono1.html
丸田木工株式会社
 
組合せ1000種類以上お客様のわがままをかなえるオーダー家具
http://www.gobaru.com/deci.html
郷原工芸株式会社
 
7月展示会では、決算セール商品多数出品します。産業会館2Fです。
http://www.kawaguchikagu.jp/catalog/index.html
株式会社河口家具製作所
 
格子状引戸建具にガラスをはめ込み玄関収納以外も使用出来る商品
http://www.pako.co.jp/
有限会社タナカ
 
天然無垢材をふんだんに使用しオイルで仕上げた自然派TVボード
http://item.rakuten.co.jp/kagu208/sm100308foret/
有限会社境木工
 
インテリア研究所との共同開発、腰にやさしいチェアー”オルソル”
http://www.nkym-solid.jp/series/orthol/
ナカヤマ木工
 
見どころたっぷり!国指定重要文化財「旧吉原家住宅」
 
旧吉原家住宅
■旧吉原家住宅(国指定重要文化財)
住所:福岡県大川市大字小保136-17
電話・FAX:0944-86-8333
開館:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
料金:無料
歴史ある大川の職人技を今に伝える建造物
目を見張る意匠と遊び心にあふれています!


大規模かつ細部の意匠に優れており、建築年代も確実なものとして九州でも特に重要な建造物として知られているのが、旧吉原家住宅。この住宅は、柳川藩小保町の行政職を代々務め、後に大庄屋となった吉原家の居宅で、1825(文政8)年の墨書が式台玄関の蟇股(かえるまた)に残っています。 大川市指定文化財、福岡県指定文化財、そして国指定重要文化財に指定されています。

入母屋造の屋根をいただく玄関から一歩入ると、目を見張る意匠がそこかしこに現れます。大川木工の優れた伝統をとりいれた見事な欄間、付書院と化粧竹組の丸窓、杉の一枚板を使った長廊下、背の高い差鴨居と天井梁を組み合わせた土間など、見事な技術にただただ感心するばかり。

建築に詳しくなくても、館長を務める吉原正英さんが見どころを丁寧に解説してくれます。幼い頃はこの住宅で生活していたそうなので、当時の面白いエピソードが聞けるかもしれませんよ。見学は無料なので、ぜひ一度お立ち寄りください。
欄間 土間の梁と壁の「打ち出の小槌」 吉原正英館長
 
編集後記
 
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