気概をもった職人の思いと技術を伝え継ぎ、新たな一歩を踏み出すスタートラインに
開催にあたり中心となって準備に奔走した大川維新の会・会長の松尾武さん(松尾樫工場代表)に、お話しを伺いました。
「去年お話しをいただいた時には、すぐ『やります』と即答しました。この会場で良い展示ができれば素晴らしいPRになります。こんなチャンスはめったにありません。大川の木工産業の未来のために、伝統と技術をもう一度伝え継ぎ、形として残し、新たな一歩を踏み出すスタートラインにしたい。コーディネーター大宅栄治さんの力をお借りして、取り組みはじめました」。
準備開始から約9ヵ月、業界の垣根を越えて思いに共感した同世代の仲間が集まり、現時点でできる最高の技術・知識・知恵が結集され、展示会初日を迎えました。平日にも関わらず多くの方が足を止め、多彩な展示品に見入っていました。
「エントランスに設置した展示ブースは、7mの大きな梁から床まで、すべて木材で組上げました。その展示ブースをはじめ家具・建具・組子まで、職人の世界がギュッと凝縮されています。気概をもった職人たちの思い、そして本物の商品の価値をしっかりと伝えていきたいですね。良いものには良い評価を与えて欲しいというのが僕らの願い。世界のステージを目標に、これからもさまざまな取り組みを進めます!」 |